◇昭和へタイムスリップ!?◇

---2014年 週末お勧めスポット---

2014年 明けましておめでとうございます
昨年の1月に入社し、今年で2年目となる井上と申します。
皆さま、よろしくお願い致します。
今回、私の学生時代の体験から是非お勧めスポットをご紹介したいと思います。

サークル活動で出会った素晴らしい世界

さて、私は生まれも育ちも東京多摩地区で、
現在はFUNKY MONKEY BABYSで有名になった八王子市在住です。
大学だけは何故か山梨へ進学しましたが、
そのサークル活動で出会った世界がとても素晴らしかったので、
今回はそちらをご紹介させて頂きます。

写真1

(左:指導をする地元の方、右:学生メンバー)

写真2

(今も現役で活躍する集落の水車)


さて、この写真を見てどんな事を思われるでしょうか。
「何十年前に実際に同じ事をしたよ」「社会科の教科書で見たような・・」
「なにをしているかサッパリわかりません」等々、いかがでしょうか。

実は学生の頃に山梨県の上野原市内の西原(さいはら)という地域で、
仲間と共に鍬を振るって畑をしていました。
西原は古き良き昔ながらの原風景が残る地域で、
写真では秋に収穫した蕎麦の実を手作業で脱穀し、
地域内にある水車で粉に挽いている最中です。
(水しぶきを上げて、水車の車が動いています)

その他に、春は山菜や竹の子を採り、夏には周辺の小学生を対象にキャンプの企画運営、
秋に落ち葉を掻き集めて畑に撒く堆肥作り、冬には炭焼き、等々、
また一年を通じて自分たちの畑で色々な作物を作り、収穫祭をして・・・・、と
ここには書ききれない位たくさんの活動をしていました。
わかりやすく言うと、日曜日にやっているTOKIOのダッ○ュ村といった
イメージでしょうか。

惹きつけられる魅力は地元の方との『交流』

あの番組は自分も好きでよく見ていますが、
実際に携わる側になってみると楽しさ・面白さは格別です。
また、ダッ○ュ村ではほとんど描写されていませんが、
それ以上に惹きつけられる魅力は地元の方との『交流』があります。
(ダッ○ュ村でもきっとあるはずです)
西原という地域で活動するきっかけとなったのは、とある事がきっかけで、
メンバー内に出身者がいるなどの強い繋がりがある訳ではありませんでした。

当時はまず畑を借り、地元の方に指導をお願いしました。
鍬を担いで畑へ向かう僕らの姿は、見慣れない「部外者」でしたが、
授業の合間をぬって作業に車を走らせ毎日のように通った甲斐があり、
次第に地域に打ち解け、今では第二の故郷のような存在となりました。
地元の方を交えた交流会では、昔の暮らし、大変だった事、僕らを交えた夢、等々、
色んな事を教えてもらい、語り合いました。
下宿をしていた学生にとっては、お父さん、お母さんのような
存在だったのかも知れません。

自宅の隣家がどんな人か分からない・・・
都市部ではそんなご近所付き合いが多い、とよく聞くようになりましたが、
「ちょっとお茶でも飲んでけ」「野菜持って帰るか?」が合言葉の西原に
すっかり魅了された学生生活でした。

ぜひ、週末のドライブでお出掛け下さい

卒業後、メンバーは全国の出身地へ帰りましたが、
毎年10月にある地域のお祭りには全国から集合するほど、みんな今も西原が大好きです。
そういう自分はというと、週末には学生に混じり畑作業に汗を流しています。
(西原の標高は約650m、夏でも熱帯夜とは無縁の涼しいところ。
朝晩の寒暖の差と手間暇掛けた堆肥のおかげで、野菜がとっても美味しい!)

地域内にある道の駅のような観光施設「羽置の里 びりゅう館」では、
水車で挽いたお蕎麦と季節の野菜のてんぷらは絶品で、リピーターも多いです。
http://biryukan.com/

ちなみに、2014年正月に西原がNHKの番組で紹介されました。
http://www.nhk.or.jp/kotabi/archive/2014/konkai_140105.html

写真3

ぜひ、週末のドライブでお出掛け下さい。

(井上 雅人)