ちょっと行ってみたい駅・駅弁グルメの旅編

9月となりました。秋の旅行シーズン、9月~11月の3か月に3連休は4回あります。皆さん、日本中の素晴らしい場所に、行かれたことのない駅に是非足を運んでいただきたいと思います。

さて、今回の旅は『駅弁グルメの旅』であります。 まずはJR東日本の週末パス(8,730円)を購入して回る範囲を確認します。このチケットで2日間、JR東日本のかなりの範囲(東京~仙台~新潟~長野~茅野~甲府~伊東~館山etc)を自由に回れます。

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出発地・東京駅でチキン弁当を購入

出発地、東京駅で購入したのはチキン弁当(850円)です。東京駅で50年の歴史のある『懐かしの駅弁』でしょうか。チキンライスに鶏の唐揚げが4つ。マカロニサラダと可愛いミニソーセージ(と思ったらチーズでした)が1個入っています。

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第3位《駅弁大名》仙台の「東北復興弁当」

東北新幹線に乗って最初の訪問先は仙台です。ここにはJR東日本駅弁味の陣・第3位《駅弁大名》「東北復興弁当(1,050円)」があります。この弁当、蓋を開けた時はただの幕の内風なのですが、中身はなかなか充実しています。東北6県の名物がぎっしりと詰まっています。秋田のきりたんぽ、山形の紅鮭、福島・会津産きゃらぶき、宮城の笹かまぼこ、岩手・三陸産さんまの竜田揚げ、青森産りんごの赤ワイン煮。実にお買い得な内容でした。

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第1位《駅弁大将軍》米沢名物牛肉弁当「牛肉どまん中」

次の駅弁は、駅弁味の陣第1位《駅弁大将軍》米沢名物牛肉弁当「牛肉どまん中(1,290円)」です。山形県米「どまんなか」の上に黒毛和牛の薄切り肉とそぼろが敷き詰めあり、実にジューシーな味わいです。ただこの駅弁、「米沢名物牛肉弁当」と包み紙に書いてあるので、つい米沢牛?と思ってしまいますが、国産和牛とも明示のされているので米沢牛ではないようです。

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グルメの旅から少し離れますが、米沢といえば江戸時代の米沢藩の名藩主、上杉鷹山(ようざん)が有名です。この話は様々な時代小説で詳しく書かれていますが、米沢藩はその昔はとても貧しい藩でしたが鷹山の尽力で様々な産業が興され、今日に至っています。

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※私が好きなのは「漆の実のみのる国
 (藤沢周平)」です。

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第2位《駅弁副将軍》直江津駅の「磯の漁火

駅弁味の陣、3位、1位ときましたので次は2位《駅弁副将軍》、直江津駅の「磯の漁火(1,250円)」です。この駅弁は、他の駅弁とちょっと違っています。包み紙を開けると「おっ!」という感じです。 中でも、もずく酢やさざえの煮付はなかなかのモノであります。揚甘海老、焼するめも普通の駅弁では食べられないでしょう。私はベスト3の内ではこの駅弁が一番お勧めです!

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※「磯の漁火」はホームで
 駅弁屋さんが売っています。

直江津市内を散策していましたら、なかなかレトロ(?)な化粧品店が目につきました。でも若い女性はあまり来店しないかも?

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締めは魚沼産コシヒカリの「かにずし」

さて旅の締めは魚沼産コシヒカリの「かにずし(950円)」です。 コシヒカリの産地でビールを飲みながら食べる駅弁はまた格別。後ろ髪を引かれながら帰途につきました。

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<藤田 徹>