ちょっと行ってみたい駅・北海道ローカル線の旅編

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3月26日、
遂に北海道新幹線が開通します。
北海道の各駅には大きなポスターが張られていて、道内の盛り上がりを感じました。
今回はそんな北海道の駅を回ってきました。

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北海道~冬~鉄道といえば「高倉健」の映画の世界が目に浮かぶ方も多いのではないでしょうか。

駅 STATION

増毛駅

JR北海道の営業努力にも関わらず北海道でダントツ1位の赤字路線、留萌本線の終着駅です。駅前には映画で使われた旅館や食堂の建物が残っていましたが、さすがに真冬にて観光客も疎らですのでどこも閉まっていました。 なお増毛駅~留萌駅間は28年度中に廃止となる見込みです。

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留萌駅

昭和20年代までは留萌の街は押し寄せる鰊(にしん)の群れのおかげで大盛況だったようですが、昭和29年以降は鰊の群れが消えてしまい、街も静かになってしまったようです。
映画の中で高倉健と倍賞千恵子が映画館に行くシーンがありましたが、もう留萌には映画館は無いみたいです。

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北海道新幹線にも使用できる新型ラッセル車が活躍していました。

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昼食はやはり「鰊そば」です。

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留萌市内の駐車場は1時間50円でした。

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深川駅

留萌本線の起点駅です。(映画には出てきません。)
(冬の夕暮れ、雪のホーム。とても綺麗な光景でした。)

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銭函駅

映画の冒頭、いしだあゆみが動き出した汽車のステップから敬礼をしながら去っていくシーンは覚えておられる方も多いと思います。残念ながら函館本線・銭函駅は新しくなってしまい駅舎もホームも映画の面影はありませんでした。

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駅名にちなんだ「銭箱」がありました。
鰊漁で栄えた時代には各家庭に銭箱があったという伝説にちなんだ地名らしいです。

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鉄道員(ぽっぽや)

幾寅駅

映画の中では「幌舞駅」となっています。
同駅では「ようこそ幌舞駅へ」という大きな看板が乗客を迎えています。

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待合室には映画撮影関係の小道具等のセットが沢山展示されています。

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雪深い真冬の北海道の各駅でしたが、中国や台湾からも熱心な観光客が来ていました。皆さん高倉健の熱心なファンなのでしょう。
氷点下15度、ちょっとした別世界の旅でした。

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<藤田 徹>