今回の旅はドラマ「下町ロケット」のロケ地にもなった新潟県の燕三条に行ってきました。
東京駅からは2階建新幹線Maxに乗りました。30年ぶりに乗ったMaxは懐かしかったですが、古くなってきたので間もなく新型車両と入れ替え予定です。
東京駅から燕三条駅までは乗り換え無しで行かれますが、今回は越後湯沢駅で途中下車。越後湯沢駅で改札口を出たのは40数年ぶりでした。駅構内は大きく変わりましたが、外の景色は昔の面影がありました。
越後湯沢でランチの後は「現美(現代美術)新幹線」に乗車。現美新幹線は6両編成の特別車両、車内は車両毎に異なる仕様です。カフェとかキッズスペースもあって家族揃って楽しめます。この日も家族連れで満員でした。
越後湯沢駅から新潟駅まで主に土日に運行していますが、ご乗車される場合は事前に日程を確認していただいた方が良いと思います。燕三条まで約40分、素晴らしい車両に乗ることが出来ました。
燕三条駅は終点新潟駅の手前、東京駅からは2時間弱の所にあります。
燕三条という地名はありません。燕市と三条市の境界に駅を作り駅名を「燕三条」とした経緯があるようです。
駅北側が燕市の燕口、南側が三条市の三条口となっていました。
燕は職人の街、三条は商業の街、燕で作った金属加工製品を三条が売ることで両市とも発展してきたようです。
燕市にも三条市にも世界に誇れるメーカーが沢山ありますが、今回は燕市にある包丁で有名な藤次郎(とうじろう)にお邪魔しました。
工場には見学コースがあり、誰でも気軽に作業の様子を見ることが出来るようになっています。
工場内に入ると金属加工工場の音や熱気を間近に感じることが出来ます。
炉で熱した鋼材をハンマーで叩き鍛えながら包丁の形に作っていきます。
製品の歪みを取り除き、切削して形を整えます。
燕市内には他にも色々な工場があります。見学コースのある工場を順番に回っていたら一日では終わらないかもしれません。また機会をみて訪れたいと思います。
燕三条駅から新潟駅まで新幹線で10分ちょっと、新潟市内に宿泊~2日目は市内を散策しました。
江戸時代から、日本海を行く北前船などが集まるみなと街新潟の小澤家は、米を扱い、回船を運航し、地主経営、石油商と様々な事業を営み政財界で成功していました。
小澤家の屋敷からは新潟の町家の特徴と、明治時代以降に成長した商家の様子を見ることが出来ます。
幕末の開港5港のうち、開港当時の姿のまま唯一現存する国指定重要文化財「旧新潟税関庁舎」を中心に、その周辺を一体的に整備しています。2代目新潟市役所庁舎のデザインを用いた博物館本館は荘厳です。
新潟駅からも近い万代島にある観光拠点施設です。
かつて新潟魚市場として賑わった地に米・酒・魚・肉・野菜といった新潟県の特産品が集結しています。
2日目のランチはコシヒカリのおむすびです。
旅の楽しみはやはり駅弁です。新潟の駅弁は色々ありますが今回は2種類ご紹介します。
売り上げ№1、人気のある駅弁です。名前は「ます」「さけ」「かに」「いくら」から命名したらしいです。人気があるだけのことあって旨いです。
薄めの味付けのご飯にしっかりした味付けの佐渡牡蠣の組み合わせがとても美味しいです。
一泊二日の新潟旅行でした。
東京からも比較的気軽に行かれます。週末お天気の良い時に是非行ってみてください。
<藤田 徹>