コロナも少し落ち着いてきましたので約2年ぶりに「ちょっと行ってみたい駅」に行ってきました。
今回は秋の北陸路、高岡(たかおか)駅からJR氷見(ひみ)線に乗って氷見に行きました。
富山県は2015年秋以来6年ぶりの訪問となります。
高岡市は、富山県の北西部にある富山県第二の都市です。
富山市は太平洋戦争の空襲(1945年8月)で市内がほぼ全壊していますが、高岡市は戦争の被害は比較的少なかったようです。
加賀藩主前田利長(藩祖、前田利家の長男)が築いた高岡城の城下町であり、市内には歴史を感じさせる古い建物も多く残っていて「越中の小京都」と言われています。
新しい高岡駅は立派です。駅前も綺麗です。
漫画家の藤子・F・不二雄をはじめ、多くのアニメ作家を輩出しており、市内には「アニメ聖地」がたくさんあります。
高岡城址にある高岡古城公園は市内中心にあり、由緒ある射水(いみず)神社が公園内にあります。 創建は奈良時代以前とされています。
神殿の特設相撲場(土俵)では「越中泣き笑い相撲」が開催されます。
高岡大仏は奈良・鎌倉に並ぶ日本3大仏です。
銅器のまち高岡の誇る、職人の技術の結晶で建立されました。
以前の大仏は木造のため相次ぐ火災で焼失しましたが、台座内には焼け残った木造の頭部が残っています。
山町筋は商都高岡を支えた商人の街並みが残っています。
「赤レンガの銀行」として親しまれている旧富山銀行本店です。
曹洞宗高岡山瑞龍寺は前田利長公の菩提をとむらうため三代藩主利常公によって建立されたお寺で、高岡駅から徒歩10分ほどです。
平成9年に山門、仏殿、法堂が国宝に指定され(富山県で唯一の国宝です)、その他の建物等も重要文化財に指定されています。
寺院内はとてもオープンな感じで、ゆっくり見て回れます。
JR氷見線は高岡と氷見を結んでいます。
氷見に向かう車窓右手には富山湾越しに3,000m級の立山連峰が望めるはずでしたが、当日は雲が出ていて見られませんでした。(お天気は良かったので期待していたのですが…。)
雨晴駅は終点氷見駅の二つ手前、海岸沿いにあります。
駅からすぐの雨晴海岸(あまはらしかいがん)は正に絶景!日本の渚百選に選ばれています。
駅の外には、雨晴海岸の巨大な写真パネルがありました。
雨晴海岸から絶景の立山連峰が見られると思ったのですが。。。
タクシーの運転手さんによれば素晴らしい景色が見られるのは年間50日程度(主に午後)とのこと。
快晴の日に雨晴海岸より望む立山連峰と女岩です。
※写真出所:ウィキペディア
毎週日曜日のみ運行されている臨時快速『ベル・モンターニュ・エ・メール(フランス語で「美しい山と海」)』はとても人気の列車です。 1か月前に指定席予約チャレンジしましたが残念、取れませんでした。 (おかげで列車を撮影できました。)
氷見駅はJR氷見線の終点です。大正元年(1912年)開業の歴史のある駅です。
藤田組創業(1923年)前に既にありました。
今回の旅のメイン「氷見にて氷見うどんを食す」。氷見うどんは強いコシのある細麺です。
氷見市内には何店もうどんを提供するお店がありますが、誰もが推奨するのが「うどん茶屋 海津屋」です。 氷見駅からタクシーで10分。昼時でしたので既に10人ほどが並んでいました。
今回は人気メニューの「きざみ揚げうどん+ます寿司」をいただきました。
2012年にオープンした「ひみ番屋街」は富山県の自然の恵み(海の幸・山の幸)が一堂に集結した観光スポットです。
多くの買い物客でにぎわっていました。
新鮮な魚介類がたくさんありました。
富山県の面積は4,248㎢(東京都の約2倍)、結構広いです。
富山市を中心に西には高岡・氷見~東(南東)には立山・黒部あり、南には世界遺産「五箇山(ごかやま)」があります。
次回はぜひ黒部方面に旅したいと思っています。
11月の富山といえばズワイガニ。
高岡市内でカニ料理といえば「庄八」。
ゆでたての紅ズワイガニは絶品です。
6年ぶりに訪れた富山県でした。お天気には恵まれましたが今回も絶景の立山連峰を直に見ることができず残念。
高岡駅の立山連峰の写真パネルを見てまた来たくなりました。
<藤田 徹>