ちょっと行ってみたい駅

「東北・石巻~猫島に
行ってきました」編

(2024年5月)

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2024年GWは石巻に行ってきました。
石巻は宮城県北東部、松島の北にある宮城県では第二の都市、太平洋に面する港町です。 旧北上川河口を挟んで西に工業港、東に漁港があり、工業港には製紙工場(日本製紙の大工場があります)をはじめとした工場があり、漁港はリアス式海岸の恵みにより新鮮な魚介類が水揚げされていました。
東日本大震災(2011年)の地震・津波では甚大な被害を受けましたが、今は復興も進み新しい建物や施設が建っています。
今回は2泊3日の旅を案内させていただきます。

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まんがの街

石巻は上記のとおり工業・漁業のイメージがあるかと思いますが、今の石巻市は宮城県出身の漫画家、故石ノ森章太郎の作品を紹介する石ノ森萬画館もあり、「まんがのまちづくり」を目指しています。
市内にはあちこちに仮面ライダーやサイボーグ009のモニュメントがあります。
(30体近くあるみたいです。)

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東日本大震災時の津波では海抜ゼロメートルの石巻市街地が浸水し、数日間、都市機能が麻痺したとのこと。
石巻駅にも津波の浸水跡が残っています。

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田代島・たしろじま(猫島)

猫が好きな方なら一度は行ってみたい「猫島」。全国にはいくつかの猫島があるようですが、その筆頭が石巻の沖合にある田代島です。
田代島には一日に3往復のフェリー(網地島・あじしまライン)で行くことが出来ますが、この船はお天気が良くても波が高いと欠航になります。
行きの船に乗って田代島までは行けても天候が悪化すると帰りは欠航となり島に残されてしまうこともままあるみたいです。
幸い今回は無事に往復することが出来ました。

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フェリーSeeCat(定員200人)は満員でした。石巻(門脇・かどのわき)~田代島(仁斗田・にとだ)往復2,500円です。

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田代島は周囲11.5 Km、人口は約50人です。(昔は200人程度の人口でした。)

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島には猫が沢山います。すっかり観光客に懐いています。

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島には「猫神様」もいます。

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島で唯一の小学校(旧田代小学校)の跡地は「島のえき」になっています。

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名残惜しいですが「田代島さようなら!」

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大川小学校(石巻市震災遺構大川小学校)

石巻市立大川小学校は石巻市内から車で45分ほどの、とても穏やかなところにありました。
郵便局等の施設がある地域にあり、遠方の児童のためにスクールバスも運行されていたようです。
東日本大震災の津波により小学校の児童と教職員84名が犠牲になったことは皆さんご存じのとおりです。 小学校や体育館の建物は当時のまま残されていますが、とてもモダンな学校でした。

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構内には「大川震災伝承館」があって、震災前後の写真や地域模型、他に資料が展示されていて、 当時の状況が理解できるようになっていました。

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大川小学校正門跡。

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正門の直ぐ傍になだらかな堤防~その向こう側には北上川がゆっくり流れていました。

津波は北上川河口から約4㎞を遡り堤防を越えて大川小学校はあっという間に飲み込まれてしまいました。

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地震が発生してから津波が到着するまで51分。揺れが収まってから生徒は30分以上校庭で待機していたようです。
校庭から裏山(約100m。山の中腹まで走って逃げれば3~4分?)は直ぐなのに何故反対方向に避難してしまったのか。

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すし賓来

「すし賓来」は市内で人気のお寿司屋さん。カウンターは6席。1か月前に予約したのでなんとか座れました。
石巻漁港の新鮮な魚を美味しくいただきました。

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鯨の刺身や大トロをいただいてお値段は東京の半額(以下?)でした。

まんがの街・石巻には2001年に開館した石ノ森萬画館もあって大人から子供まで一日楽しめます。
お天気で波が低い日は田代島で猫達と遊んでいただいても良いと思います。
夜はぜひ石巻の魚介類を寿司屋で堪能してください。

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(藤田 徹)

2024年5月